シリカと聞くと鉱物のイメージが先行しがちだが、実は化粧品の中では皮脂吸着とマット感づくりを担う裏方成分として使われていると言われています。
この記事で分かること
- シリカは二酸化ケイ素を主成分とする無機のパウダー原料とされる
- 多孔質構造で皮脂や汗を吸着しテカリを抑えるとされる
- ファンデーションや化粧下地などマット系アイテムでよく見かける
- かつてはスクラブ用の微粒子としても使われていた成分
目次
1. シリカとはどんな成分か
シリカは二酸化ケイ素(SiO2)を主成分とする無機物で、天然には水晶や石英などの鉱物中に多く含まれています。化粧品では非常に細かい粒子状に加工された「パウダー原料」として使われることが多く、成分表示では「シリカ」とそのまま記載されます。
2. 皮脂を吸着してマット感を出す役割
シリカの粒子は多孔質(表面に細かい孔が多い構造)であることが多く、皮脂や汗を吸着してテカリを抑え、マットな仕上がりを演出する目的で使われるとされています。皮脂が気になりやすい部分の化粧崩れ防止を目的とした処方でよく見かける成分です。
3. 増粘剤・つや消し剤としての役割
パウダーとしての役割だけでなく、ジェルやクリームのテクスチャーを整える増粘剤、光の反射を抑えるつや消し剤としても使われることがあるとされています。処方全体の使用感を調整する目的で配合される例があります。
4. 配合されるアイテムの例
- パウダーファンデーション・フェイスパウダー
- 皮脂崩れ防止を打ち出した化粧下地
- 日焼け止め(サラサラ仕上げのタイプ)
- 一部のジェル状スキンケアアイテム
5. オイリー肌との相性について
皮脂吸着の働きがあるとされることから、皮脂が気になりやすい肌質の方に選ばれるアイテムに配合される傾向があるとされています。ただし乾燥が気になる肌質の場合は、保湿成分とのバランスを見て選ぶことがすすめられています。
6. スクラブ剤としての過去の使われ方と現在
洗浄用の微粒子として使われていた時期もある
かつては洗顔料やボディソープの「つぶつぶ」として、シリカの微粒子がスクラブ剤に使われていた時期もあったとされています。近年はマイクロプラスチックへの配慮から、天然由来の粒子や生分解性のある素材へ見直す動きも紹介されています。以前紹介した毛穴の黒ずみの正体についての記事で触れたように、こすりすぎによる摩擦は肌への負担につながるとされるため、スクラブ使用の頻度には注意が必要です。
7. 取り入れる際のポイント
皮脂吸着の働きが強い処方は、乾燥が気になる肌質の場合はつっぱり感につながる場合もあるとされています。肌状態に合わせて保湿ケアとあわせて取り入れることがすすめられています。
よくある質問
まとめ
- シリカは二酸化ケイ素を主成分とする無機のパウダー原料とされる
- 多孔質構造で皮脂や汗を吸着しマット感を出す役割があるとされる
- 増粘剤・つや消し剤としても使われることがある
- ファンデーションや皮脂崩れ防止の化粧下地などに配合される例が多い
- かつてはスクラブ用の粒子としても使われていた成分
- 乾燥が気になる肌質は保湿成分とのバランスを見て取り入れるとよい
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の効果・効能を保証するものではありません。肌の状態には個人差があります。異常を感じた場合は速やかに使用を中止し、皮膚科医などの専門家にご相談ください。
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