梅雨になると肌の調子が悪くなるのはなぜ?

梅雨の時期になると、なんとなく肌の調子が悪い——そう感じる方は多いものです。ベタつくのに乾く、急に敏感になる、化粧が崩れやすい。これらには梅雨特有の気候が関係しています。この記事では、梅雨に肌が不調になる理由をわかりやすく解説します。
もくじ
  1. 梅雨時期に起きやすい肌トラブル
  2. 湿度と皮脂バランスの関係
  3. エアコンによる乾燥
  4. 敏感肌になりやすい理由
  5. 梅雨時期のスキンケアポイント
  6. まとめ
梅雨時期に起きやすい肌トラブル

梅雨は気温・湿度・気圧が短期間で大きく変動する季節です。肌が環境変化に追いつけず、さまざまなトラブルが起きやすくなります。代表的なものを挙げます。

1
ベタつき・テカり
気温上昇と湿度で皮脂が増え、Tゾーンを中心にテカりやすくなる。
2
かくれ乾燥(インナードライ)
表面はベタつくのに、肌の内部は乾いている状態になりやすい。
3
肌のゆらぎ・敏感
いつもの化粧品が急に刺激に感じるなど、敏感に傾きやすい。
4
ニキビ・吹き出物
汗・皮脂・古い角質が混ざり、毛穴トラブルが起きやすい。
5
くすみ・化粧崩れ
皮脂や汗でメイクが崩れ、肌がくすんで見えやすくなる。
湿度と皮脂バランスの関係

梅雨に肌トラブルが増える大きな原因が、湿度と皮脂のバランスの乱れです。気温が上がると皮脂の分泌量が増え、気温が1℃上がると皮脂量は約10%増えるとされています。梅雨から夏にかけては皮脂が増えやすい時期です。

さらに高湿度では皮脂の粘度が下がり、毛穴から広がりやすくなります。実際の分泌量が同じでも、ベタつきやテカりを強く感じる原因になります。皮脂と汗が混ざって肌に留まると、毛穴詰まりやニキビにもつながります。

「ベタつくから乾燥していない」とは限らない
皮脂が多く出ていても、肌の内部の水分が不足していることがあります。これがインナードライ(かくれ乾燥)です。ベタつきを気にして保湿を控えると、かえって乾燥が進み、皮脂がさらに増える悪循環になります。
エアコンによる乾燥

梅雨はエアコンを使い始める時期と重なります。外の湿度が高くても、エアコンの効いた室内は湿度が40〜50%程度まで下がります。この室内外の湿度差が、肌の乾燥を招きます。

屋外(高湿度)
皮脂膜が薄くなる
室内(乾燥)
水分が逃げる

高湿度の環境では肌が「保湿しなくてよい」と判断して皮脂分泌を緩め、皮脂膜が薄くなります。その状態で乾燥した室内に入ると、薄い皮脂膜では水分の蒸発を防げず、肌内部の水分が奪われます。一日に何度も室内外を行き来することで、肌への負担が積み重なります。

敏感肌になりやすい理由

梅雨に「いつもの化粧品が急に合わなくなった」と感じるのは、肌のバリア機能が一時的に低下しているためです。これには複数の要因が関わります。

気圧の変動が自律神経に影響する

梅雨は低気圧が頻繁に通過します。気圧の変動は自律神経のバランスを乱しやすく、自律神経は皮脂分泌や肌の代謝に関わるため、肌の調整力が落ちやすくなります。

バリア機能の低下で刺激を受けやすくなる

乾燥や皮脂膜の乱れでバリア機能が低下すると、花粉・ほこり・摩擦などの刺激を受けやすくなります。「肌が敏感になった」と感じる背景には、このバリア機能の低下があります。

40〜60代は環境変化の影響を受けやすい
年齢を重ねると、肌が環境変化に適応する力が低下します。若い頃は気にならなかった梅雨の肌不調を、40代以降に感じ始める方が多いのはこのためです。
梅雨時期のスキンケアポイント

梅雨のスキンケアは「足す」より「見直す」のが基本です。肌の状態が変わっているのに、春のままのケアを続けることがトラブルの一因になります。

梅雨に見直したいスキンケア
  • 洗顔は落としすぎない。皮脂が気になっても洗いすぎず、朝はぬるま湯か軽い泡洗顔に
  • 水分補給は省かない。ベタついても化粧水での水分補給は続ける
  • 保湿は軽めのテクスチャーに。ジェルや乳液でさっぱり仕上げる
  • 室内湿度を50〜60%に保つ。エアコン使用時は加湿も意識する
  • 部位で使い分ける。Tゾーンはさっぱり、頬は保湿を厚めに
  • 紫外線対策を続ける。曇りの日でも紫外線は届く
まとめ

梅雨に肌の調子が悪くなるのは、湿度と皮脂バランスの乱れ、エアコンによる乾燥、気圧変動によるバリア機能の低下が重なるためです。ベタつき・かくれ乾燥・敏感・ニキビなど、さまざまなトラブルが起きやすくなります。春のケアを見直し、洗いすぎず・水分補給を欠かさず・軽めの保湿に切り替えることが、梅雨の肌を健やかに保つポイントです。

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