- なぜ「30℃超え前」に見直すのか
- 洗顔——落としすぎないことを意識する
- 保湿——軽さと水分補給の両立
- UVケア——強まる紫外線への備え
- 睡眠——肌の回復力を支える土台
気温が上がると、肌では皮脂分泌が増え、汗の量も増えます。気温が1℃上がると皮脂量は約10%増えるとされ、30℃を超える頃には肌の状態は春と別物になっています。
暑くなってから慌てて対応すると、すでに肌トラブルが起きていることも少なくありません。だからこそ、本格的な暑さが来る前の今、習慣を整えておくことが大切です。ここでは4つの基本習慣を、春のケアからどう切り替えるかという視点で見ていきます。
皮脂や汗が増えると、つい「しっかり洗いたい」という気持ちになります。しかし洗いすぎは肌に必要な皮脂まで奪い、かえって乾燥や皮脂の過剰分泌を招きます。
1日1〜2回、しっとり系の洗顔料で丁寧に洗う
朝はぬるま湯か軽い泡洗顔に。皮脂は気になっても洗顔回数を増やしすぎない
「夏は保湿しなくていい」と考える方がいますが、これは誤解です。汗やエアコンで肌は乾きやすく、水分補給はむしろ重要になります。変えるべきは「量」ではなく「テクスチャー」です。
こっくりしたクリームでしっかり蓋をする
化粧水で水分はしっかり、仕上げは軽いジェルや乳液に切り替える
皮脂が多くてベタつく場合も、内部は乾いている「インナードライ」のことがあります。水分が足りないと肌は皮脂で補おうとするため、水分補給を省くとベタつきが悪化することも。化粧水での水分補給は暑い時期でも欠かせません。
気温が上がる時期は紫外線も強まっています。シミの原因になるUV-Aは春から初夏にかけて増加し、夏にかけて高水準が続きます。30℃を超える頃には、紫外線対策は必須の習慣です。
外出するときだけ日焼け止めを塗る
天気を問わず毎日塗り、汗をかいたら塗り直す習慣をつくる
暑い時期は汗で日焼け止めが落ちやすくなります。朝塗ったきりでは夕方まで効果は持ちません。2〜3時間ごと、汗をかいたあとの塗り直しを習慣にしましょう。メイクの上から使えるパウダーやスプレーを用意しておくと続けやすくなります。
スキンケアというと外側のケアに目が行きがちですが、肌の回復は睡眠中に進みます。暑くて寝苦しい夜が増えると睡眠の質が下がり、肌のターンオーバーにも影響します。
特に意識せず、なんとなく就寝
寝室の温度・湿度を整え、睡眠の質を保つ工夫を始める
肌の生まれ変わり(ターンオーバー)は睡眠中に活発になります。睡眠不足が続くとこのリズムが乱れ、メラニンの排出が滞ってシミが残りやすくなったり、肌のゆらぎが起きやすくなります。特に40代以降はもともとターンオーバーが遅れがちなため、睡眠の影響を受けやすくなります。
4つの習慣を、本格的な暑さが来る前に見直しておきましょう。一度にすべてを変える必要はありません。できるところから少しずつ切り替えていくのが、続けるコツです。
- 洗顔:皮脂が気になっても洗いすぎない。朝はぬるま湯か軽い泡洗顔に
- 保湿:水分補給は省かず、仕上げを軽いテクスチャーに切り替える
- UVケア:天気を問わず毎日塗り、汗をかいたら塗り直す
- 睡眠:寝室の温度・湿度を整え、睡眠の質を保つ
- 部位ケア:Tゾーンと頬で使い分け、一律のケアにしない
- 継続:無理のない範囲で、長く続けられる方法を選ぶ

