PEGという表記は化学物質っぽく見えて敬遠されがちだが、実は乳液やクリームの質感を支える乳化剤として古くから使われてきた成分と言われています。
この記事で分かること
- PEGはポリエチレングリコールの略称で合成の水溶性ポリマーとされる
- 乳化剤・可溶化剤としてクリームや化粧水に使われることが多い
- 数字は分子量に関連する付加モル数を示すとされる
- 世界的に広く使われ安全性の評価も比較的多いとされる
目次
1. PEG(ポリエチレングリコール)とはどんな成分か
PEGはポリエチレングリコールの略称で、酸化エチレンを重合させて作られる合成の水溶性ポリマーです。分子量の大きさによって、さらさらとした液体から半固形、固体に近い性質まで幅が広く、化粧品ではさまざまな役割で使われている成分とされています。
2. 乳化剤としての役割
PEGおよびPEG誘導体(PEG-60水添ヒマシ油など)は、水と油という本来混ざりにくいもの同士をなじませる乳化剤として使われることが多いとされています。クリームや乳液のテクスチャーを安定させる目的で処方に組み込まれる例があります。
3. 可溶化剤・増粘剤としての役割
香料やオイルなど水に溶けにくい成分を、透明な化粧水やジェルに配合する際の可溶化剤として使われることもあるとされています。また分子量の大きいPEGは、とろみをつける増粘剤として使われる場合もあると紹介されています。
4. 数字が示す分子量の違い
「PEG-20」などの数字の意味
成分表示でよく見る「PEG-20」「PEG-60水添ヒマシ油」などの数字は、酸化エチレンの平均付加モル数を示すとされ、数字が大きいほど分子量が大きくなる傾向があるとされています。分子量の違いによって、水に対する溶けやすさや使用感が変わってくると紹介されています。
5. 配合されるアイテムの例
- 乳液・クリームなどの乳化系アイテム
- 香り付きの化粧水・ミスト
- オイル美容液の可溶化
- 洗浄料の泡立ちや使用感の調整
6. 安全性についての一般的な見解
PEGは化粧品において古くから世界的に広く使われてきた成分で、安全性の評価も比較的多く蓄積されているとされています。ごくまれに敏感な肌質の方で反応が出る場合もあるとされていますが、特別に危険性が高い成分として扱われているわけではないと紹介されています。
7. 成分表示での見分け方
成分表示では「PEG-〇〇」という形で数字とともに記載されるほか、「PEG-60水添ヒマシ油」のように他の成分名と組み合わさった誘導体名で登場することもあります。以前紹介した成分表示の読み方についての記事と合わせて確認すると、処方全体の役割を把握しやすくなります。
PEG誘導体は名前が長く見慣れないものも多いですが、多くは乳化・可溶化という裏方の役割を担う成分とされています。気になる場合はメーカーの問い合わせ窓口などで確認する方法もあります。
よくある質問
まとめ
- PEGは酸化エチレンを重合させた合成の水溶性ポリマーとされる
- 乳化剤・可溶化剤・増粘剤など複数の役割で使われることがある
- 数字は分子量に関連する付加モル数を示すとされる
- 乳液やクリーム、香り付き化粧水など幅広いアイテムに配合される
- 世界的に広く使われ安全性の評価も比較的多いとされる
- まれに合わない場合もあり気になる場合は使用を見直すことがすすめられる
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の効果・効能を保証するものではありません。肌の状態には個人差があります。異常を感じた場合は速やかに使用を中止し、皮膚科医などの専門家にご相談ください。
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