夏に「ベタつくのに乾燥する」のはなぜ?
エアコンによって肌の水分が奪われる
冷房が効いた室内は空気中の湿度が下がりやすく、湿度が低い環境に長時間いると肌表面の水分も蒸発しやすくなるといわれています。オフィスで1日中冷房の効いた部屋にいる人や、就寝中エアコンをつけっぱなしにする人は、気づかないうちに肌の水分が奪われている場合があるとされています。皮脂の分泌自体は気温の上昇で活発になりやすいため、「表面は皮脂でベタつくのに内部は乾いている」という状態がつくられやすいといわれています。
洗顔や皮脂対策のやりすぎ
皮脂のベタつきが気になって、洗浄力の強い洗顔料で1日に何度も洗ったり、あぶらとり紙を頻繁に使いすぎたりすると、肌を守るために必要な皮脂膜まで落としてしまいやすいといわれています。皮脂膜が失われた肌は水分が蒸発しやすい状態になるとされ、これがさらなる乾燥を招く一因になるとされています。
汗をかいても肌の乾燥を防げるわけではない
「汗をたくさんかいているから肌もうるおっているはず」と考える人もいますが、汗の水分は肌の表面をすぐに通り過ぎて蒸発してしまうといわれ、肌内部の水分保持力を高めるわけではないとされています。むしろ汗が乾く際に肌表面の水分も一緒に奪われやすいという指摘もあり、汗をかく=保湿ができている、とは限らないといわれています。
インナードライ肌かも?チェックポイント
- Tゾーンは皮脂でテカるのに頬は乾燥を感じる、という「部分ごとの差」を感じる人はインナードライの可能性があるといわれています。
- 洗顔後すぐにつっぱりを感じる、あるいは数分後に肌が突っ張ってくるように感じる場合も、水分不足のサインとして紹介されています。
- メイクが部分的に崩れやすい(乾燥した頬は粉浮き、皮脂の多いTゾーンは崩れる)状態も、インナードライの特徴のひとつとされています。
- 季節の変わり目や生理周期によって肌の調子が大きく変動しやすいと感じる人も、インナードライの傾向があるといわれることがあります。
夏のインナードライ対策
洗顔で皮脂を落としすぎない
洗浄力が強すぎるアイテムや、1日に何度も洗う習慣は避け、必要な皮脂は残すという考え方が紹介されています。皮脂が特に気になる部分だけ軽く重ねて洗う、といった部分的な工夫を取り入れる人もいるようです。
化粧水だけで終わらせない
化粧水はたっぷりのうるおいを補えますが、水分だけでは蒸発しやすいといわれ、乳液やクリームと組み合わせて水分を閉じ込めることがすすめられています。「化粧水だけで肌がしっとりするから」とスキンケアを簡略化すると、時間の経過とともに乾燥を感じやすくなる場合があるとされています。
乳液やクリームで水分を保つ
さらっとしたテクスチャーでも保湿成分(セラミド、ヒアルロン酸など)が配合されたタイプを選ぶ工夫が紹介されています。ベタつきが気になる場合は、Tゾーンは薄く、頬は重ねづけするなど、部分ごとに量を調整する方法もすすめられています。
夏でも保湿が必要な理由
皮脂が多くても乾燥することがある
皮脂の分泌量と肌内部の水分量は、必ずしも比例する関係にはないといわれています。皮脂が多い=うるおっている、と考えるのは誤解であることが多いとされ、皮脂が多い肌でも保湿を怠ると乾燥が進む可能性があるといわれています。
肌のバリア機能を守ることが大切
◎ まとめ
- 冷房・洗いすぎ・「汗をかいても保湿にはならない」ことがインナードライの背景にあるとされる
- Tゾーンのベタつきと頬の乾燥、洗顔後のつっぱり、部分的な化粧崩れがチェックポイントとして紹介される
- 皮脂を落としすぎず、化粧水だけで終わらせず乳液・クリームで水分を保つことがすすめられている
- 皮脂量と水分量は比例しないため、夏でも保湿を省かないことが大切とされる
よくある質問(FAQ)
インナードライは自分で判断できますか?
洗顔後のつっぱり感や部分的な化粧崩れなど、いくつかのチェックポイントが目安として紹介されていますが、正確な肌診断は皮膚科や専門カウンターでの確認がすすめられています。
インナードライ肌におすすめの化粧水はありますか?
特定の商品を断定することはできませんが、さっぱりした使用感でも保湿成分がしっかり配合されたタイプが選ばれやすいといわれています。
皮脂を抑える製品を使うとインナードライは悪化しますか?
皮脂を抑える処方の製品でも、保湿とバランスよく併用すれば問題ないという考え方が紹介されています。皮脂対策だけに偏らないことがすすめられています。
インナードライは何歳くらいから増えますか?
年齢を問わず起こりうるといわれていますが、冷房環境で過ごす時間が長い生活習慣が主な要因のひとつとして紹介されています。
インナードライを放置するとどうなりますか?
バリア機能の低下や、乾燥からくる肌トラブルにつながる可能性があるといわれています。気づいた時点で保湿を見直すことがすすめられています。

