セラミドは「水分を与える」高保湿成分と思われがちだが、実は水分を抱え込むというより、角層のすき間を埋める脂質として働く成分だと言われています。
この記事で分かること
- セラミドは角層に存在する細胞間脂質の一種とされる
- 肌の水分保持やバリア機能に関わるとされる
- ヒト型・天然型・合成型など由来によって種類が分かれる
- 表示名は「セラミドNP」のように記号で区別されることが多い
目次
1. セラミドとはどんな成分か
セラミドは、肌の一番外側にある角層に存在する脂質の一種です。もともとは肌の中で作られる成分で、細胞と細胞の間を埋めるように存在し、水分の蒸発を防いだり外部からの刺激をブロックしたりする役割を担っていると言われています。
2. 角層における「細胞間脂質」としての役割
角層は、レンガのように積み重なった角質細胞と、その間を埋めるセラミドなどの脂質でできていると説明されることがあります。この構造は「レンガとモルタル」に例えられることが多く、セラミドはモルタルにあたる部分として、水分保持とバリア機能の両方に関わるとされています。
3. ヒト型セラミドとは
「ヒト型セラミド」は、人の肌に存在するセラミドと近い構造を持つよう作られた成分とされ、化粧品成分表示では「セラミドNP」「セラミドAP」「セラミドEOP」のように記号付きで表記されることが多いです。人の肌になじみやすい構造として紹介されることが多い種類です。
4. 天然セラミド・合成(疑似)セラミドとの違い
セラミドには、動物や植物由来の「天然セラミド」、微生物発酵などで作られる「ヒト型セラミド」、構造は異なるが似た働きを持つとされる「合成(疑似)セラミド」など複数の由来があります。由来によって価格や配合のしやすさが異なる場合があるとされています。
5. 化粧品での配合形態と表示名
セラミドは化粧水・美容液・クリームなど幅広いアイテムに配合されます。以前紹介した化粧水だけで保湿が足りるのかという記事でも触れたように、水分を与える成分と、水分を抱え込む・逃さないための成分は役割が異なり、セラミドは後者に近い位置づけとして紹介されることが多い成分です。
6. セラミドを取り入れる際のポイント
- 成分表示でセラミドの種類(記号)を確認してみる
- 化粧水だけでなく乳液・クリームとの組み合わせも意識する
- 乾燥が気になる季節は配合量の多いアイテムを検討する
- 初めて使う場合は少量からパッチテストを行う
7. 他の保湿成分との組み合わせ
以前紹介した乳液とクリームの使い分けの記事とも関連しますが、セラミドのような油分寄りの成分は、化粧水で水分を与えたあとに重ねる使い方が紹介されることが多いです。ヒアルロン酸など水分を抱え込む成分と組み合わせて設計されているアイテムも多いとされています。
よくある質問
配合されている商品の例
公式サイトの全成分表示で配合を確認できた商品の一例です。効果・効能を保証するものではなく、特定商品の使用をすすめるものでもありません。全成分表示は商品の仕様変更により今後変わる場合があります。
- ETVOS(エトヴォス) モイスチャライジングローション — セラミドAG・AP・EOP・NG・NPの5種を配合(公式サイトの全成分表示を2026年9月に確認)
- なめらか本舗 うるみ化粧水 さっぱり(常盤薬品工業) — セラミドNGを配合(公式サイトの全成分表示を2026年9月に確認)
まとめ
- セラミドは角層に存在する細胞間脂質の一種とされる
- 角質細胞の間を埋めバリア機能に関わるとされる
- ヒト型・天然型・合成型など由来による種類がある
- 成分表示では記号付きで表記されることが多い
- 化粧水だけでなく乳液・クリームとの組み合わせが紹介されやすい
- まれに合わない場合もあり異常時は使用中止がすすめられる
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の効果・効能を保証するものではありません。肌の状態には個人差があります。異常を感じた場合は速やかに使用を中止し、皮膚科医などの専門家にご相談ください。
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