- SPFとは
- PAとは
- SPF50なら安心なの?
- シーン別の選び方
- 40〜60代が選ぶポイント
- まとめ
SPFは「Sun Protection Factor」の略で、主にUV-B(紫外線B波)を防ぐ効果を示す指標です。UV-Bは肌の表面に作用し、日焼けによる赤みや炎症、シミの直接的な原因になります。
SPFの数値は「何も塗らないときと比べて、日焼け(赤み)が始まるまでの時間をどれくらい引き延ばせるか」の目安です。たとえばSPF30は、紫外線による赤みが出るまでの時間を約30倍に延ばすという意味合いになります。数値はSPF50+が最高表示です。
PAは「Protection Grade of UVA」の略で、UV-A(紫外線A波)を防ぐ効果を示す指標です。UV-Aは肌の奥(真皮)まで届き、コラーゲンを傷つけてシミ・たるみ・くすみの原因になります。雲やガラスを透過しやすいため、曇りの日や室内でも注意が必要です。
PAは「+」の数で4段階に分かれ、+が多いほどUV-Aへの防御力が高いことを示します。
| 表示 | UV-Aへの防御効果 |
|---|---|
| PA+ | 効果がある |
| PA++ | かなり効果がある |
| PA+++ | 非常に効果がある |
| PA++++ | 極めて高い効果がある |
SPF=日焼け(赤み)を防ぐ/PA=シミ・たるみ・くすみを防ぐと覚えると整理しやすくなります。どちらか一方ではなく、両方を確認して選ぶことが大切です。
防ぐもの:UV-B(表面)
影響:赤み・炎症・シミ
表示:数値(最高SPF50+)
防ぐもの:UV-A(真皮)
影響:たるみ・くすみ・シミ
表示:+の数(最高++++)
「SPF50+を選んでおけば間違いない」と考えがちですが、必ずしもそうとは限りません。SPF50+は確かに高い防御力がありますが、その分テクスチャーが重くなりやすく、肌への負担や洗浄時の摩擦が増えることもあります。
また、SPFが高くても塗る量が少なければ表示どおりの効果は得られません。重要なのは「適切な量をムラなく塗り、こまめに塗り直す」ことです。日常生活でずっとSPF50+を使う必要はなく、シーンに合わせて選ぶほうが肌にやさしく、続けやすくなります。
必要なSPF・PAは、過ごす環境によって変わります。代表的なシーンごとの目安をまとめました。
| シーン | SPFの目安 | PAの目安 |
|---|---|---|
| 通勤・近所の外出 | SPF20〜30 | PA++〜+++ |
| 買い物・屋外を歩く日 | SPF30〜40 | PA+++ |
| レジャー・スポーツ・長時間屋外 | SPF50・50+ | PA++++ |
屋内移動が中心で、屋外にいる時間が短い通勤なら、SPF20〜30・PA++〜+++程度で十分です。毎日使うものなので、肌への負担が少なく塗り心地のよいものを選ぶと続けやすくなります。
屋外を歩く時間が長くなる買い物の日は、SPF30〜40・PA+++が目安です。日傘や帽子と組み合わせると、より安心です。
海・山・スポーツなど長時間屋外で過ごすレジャーでは、SPF50・50+、PA++++の高い防御力が向いています。汗や水で落ちやすいため、ウォータープルーフタイプを選び、こまめに塗り直しましょう。
年齢を重ねると、シミ・くすみ・たるみが気になりやすくなります。これらに関わるのはUV-Aなので、SPFの数値だけでなくPA値もしっかり確認することが大切です。
- シミ・くすみが気になるならPA値(+の数)を重視する
- 毎日使うものは肌への負担が少ないタイプを選ぶ
- 乾燥しやすい肌には保湿成分配合のものが使いやすい
- 敏感肌の方は紫外線散乱剤タイプも選択肢になる
- シーンで使い分け、必要以上に高SPFを常用しない
SPFはUV-B(日焼け・赤み)を、PAはUV-A(シミ・たるみ・くすみ)を防ぐ指標です。どちらか一方ではなく両方を確認し、シーンに合わせて選ぶことが大切です。特に40〜60代でシミ・くすみが気になる方は、PA値にも注目して選んでみてください。数値の高さよりも、適量を塗り、こまめに塗り直すことが効果を引き出すコツです。

